中松です。復習ができないガリ勉君を採用してしまいました。
さぁ、どうなることやら。
さて、最近、
弊社に新しいスタッフの子が一人入りました。
業界未経験なので、まずは基本的なことや
単純なことからやってもらっています。
ところが…
スピードが死ぬほど遅いです。
難しくないことしかやらせていません。
カンタンなことばかりです。
しかし、何をやるにしても遅いし、
ミスもけっこうする感じです。
これは私を基準にして
それと比べて言っているのではありません。
※そもそも社長と平社員の能力を比べるのはアホがすること。
役割が違うのですから。
何と比べて言っているかというと…
・いままで入ってきた新人の子の初期の頃のスピード
・0から教えた外部の外注さんのスピード
「いわゆる平均的なスピード基準」から比べた際に…
明らかに遅い状態です。
未経験からのスタートということも
もちろん考慮していますが、それでも超遅い感じです。
ちなみに、タイピングなどの
超基礎的なことは
最初の段階で一定レベルまでは習得させてあります。
パソコンもハイスペックな物を使わせていますし、
作業マニュアルなども一通り用意してあります。
この条件と環境であれば、別に頭とか良くなくても、
いわゆる普通の人であれば
普通のスピードでできるわけです。
事実、これまでやってもらってきている人たちは
それでできているわけなので。
しかし、どういうわけか
彼だけ「異常に遅い」のです。
で、これを私なりに考えたところ…
「彼は頭を使って復習をしてこなかったタイプなんだろうな」
ということです。
いわゆる「ガリ勉君」
いったいどういうことか?
ここで一つ分かりやすい例があります。
例えば、
問題数100問で、100点満点のテストがあったとします。
科目は何でも良いです。
で、あなたが受けた際に、70点が取れました。
30点は不正解です。
さぁ、その際に…
同じようなテストを次回以降に
受けるチャンスがあったとしたら…
いまより高い得点をとるにはどうしたらよいでしょうか?
カンタンですよね。
不正解だった30問だったところを
「優先的」に復習する。
なぜ、間違えたのか?
何が原因で不正解だったのか?
ここに時間を割いて復習するわけです。
そして、不正解だった30問を
できるようになるまで反復復習する。
これが効率的です。
しかし、これ言うのはカンタンですが、
意外にできていない人が多いです。
・テストを受けただけで復習をしない人
・正解している70問に気をとられ、不正解の30問を放置する人
・復習すること無しに、次のテストを受けまくる人
こんな感じの人のほうが多いです。
もうここまで言えば何を伝えたいかはお分かりの通りです。
これはテストだけではなく、
仕事の場面でも「原理」は同じということです。
仕事が遅いならば
「その原因は何か?」を考える必要があります。
・1つ1つの作業がうるおぼえだから遅いのか?
・毎回、時間がかかってしまう作業は何なのか?
・自分の苦手としているものは何なのか?
これは人によって当然違うのですが。
でも、仕事を早くするためには、
できるようになるためには
「自分で把握する」必要があります。
そして、それを自分で意識的に改善していくことで
パフォーマンスが上がっていくわけです。
自分が成長するわけです。
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頭使うということはそういうことです。
復習がヘタで、とにかく数だけを機械的にこなして、
思考が停止してしまっているのは
いわゆる「ガリ勉タイプ」というやつです。
というわけで、新人君の仕事スピードが異例の遅さなのは
このあたりが原因なんだろうな、と思った次第です。
そこそこ高学歴だから採用したのですが、
見事なまでに、ガリ勉だったので苦笑いです。
学歴は一定の努力ができる証になるので
評価の一定基準にはしていますが、
とはいえ、やっぱり採用してみないと分からないものですね。
ガリ勉君って、要するに「バカ」にしている言葉です。
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これで少しでも火がつけばいいのですが、
いかんせん、稀にみる天然キャラだからな~、この子…。
自分が言われていると気づかないかもしれません。
ちなみに、最近採用した子は「1人」だけです。