中松です。思わず、警備員の山田さんが
資産を築いたヒミツ、に反応してしまいました。
誰だ?このとっつあん?
私はタクシー移動が比較的多いほうですが、
都内でタクシーを利用した時のお話です。
どこのタクシー会社か忘れましたが、
いつも広告のコピーがうまいとこがあるんです。
後部座席に乗り込むと、左後ろ側の座席後ろに、
3つか4つの広告を
横並びに掲載しているとこです。
例えば、ハゲている人に対して、
まるでこれを使えば髪がフサフサになる!
そう連想させるような広告を
出稿している会社がありました。
商品名は「プロペシア」
男女問わず、太っている人に対して、
うちのジムに通えば、痩せるのは当たり前!
男性だったらマッチョ、
女性だったらスレンダーボディになりますよ!
それを連想させる強烈なビフォー&アフター写真を
掲載させているジム。ジム名は「ライザップ」
といった具合に、とにかく目をひく広告を
いつも掲載しているタクシーがあるんです。
コピーがウマすぎるけど、
広告主が自分で考えてるのかな?
それとも、
「広告主⇔広告代理店⇔出稿(タクシー後部座席に掲載)」
こっちの流れかな?
代理店がわざわざ考えてくれるかな?
いや、広告主側だよね。普通は。
インターネットほど正確な
効果測定はできないけど。
小冊子(後部座席に置いてある)が
何冊持ってかれたか?とか、
ある程度は、反応分かるだろうし。
効果あるんだな、タクシー広告も。
で、最近、この手の広告で一番強烈だったのは。
「警備員の山田さんが4年で
1億8000万円の資産を稼いだヒミツとは」
というコピー。
山田さんと思われるとっつあんが
警備員の格好をした写真と共に
掲載されているコピー。
思わず小冊子を手に取りました(笑)
ぱっと見、信頼性低いのですが、
よく読むと山田さん不動産投資の書籍も
出版されている方だそうな。
あたかもどこにでもいる普通の人が
大成功してしまった感を出しているけど。
これ逆だよね。本当はちゃんと実績あるスゴイ人を、
わざとピエロ化させる(この場合はコスプレ)
しょぼそうに見せといて、
あなたでもできますよ的な。
この感じのやり方。
うちの業界のプロダクトランチで
例えると、ス○イアフィリエイトセンターさんの案件に
なんか似てるな(笑)
褒めてます。うまいってこと。
…ということで完全にまとまりがないんですが。
何気ないタクシー移動の時間でも、
そういう視点で見ると、同じ広告でも
違った感じで見れるので面白いです。
はげ、ダイエット、お金(投資)の広告とか
やっぱり広告ガンガン出稿する広告主は
ネットもリアルも似てくる印象です。
私が携わっているのは、ネット広告の中でも、
さらに細分化された
すごいマニアックなジャンルだけど。
それでもやっぱり広告という
世界は面白いな、と感じた次第です。