中松です。
金のために働く高齢者が増えているそうです。

以前、新幹線に乗ったとき座席においてあった
「Wedge(ウェッジ)」を読んだ時の話です。

いまは定年退職後、
具体的には60代以上の方の働き口も増えており、
高齢者の雇用も活発になっています。

年配の方が元気よく働けるのは
確かにとても良いことと思います。

が、その働く「動機」に関するアンケートを見たところ、
大半が「金のため」と回答していました。

正確には、日々の生計を立てるためとか、
老後のためといった感じの表現でしたが、
要するに金のために働いているわけです。

ここで使っている「老後」の意味は
すでに、高齢者なのに、さらに働いていき、
本当に働けなくなったときのことを指しているんだと思います。

一方、やることがなくて暇だからとか、
ボケないためとか、仕事自体が好きだから、という回答も
見受けられましたが、全体の2~3割ぐらいの印象でした。

こちらの人たちは、おそらくですが、
退職金や年金、それまでの蓄えなどが十分あり、
必死こいて働かないでも
なんとかなる余力がある人たちってことですね。

で、ここからが興味深いのですが、
同じ仕事をするでも
まったく意味合いが違うのが伝わってきます。

前者の人たち7~8割の人たちは
生きていくためにお金が必要だから
「仕方なく」働いているわけです。

一方で後者の人たち2~3割は
いわゆる「社会的なつながりとかやりがい」を
求めて働いているわけです。

人生それまでの積み重ねですし、
人生における先輩の方々ですから
私がこれに対してとやかく言う権利は一切ありません。

ただ、自分に置き換えたときにどっちが良いかな?となると、
どう考えても「後者」のほうが良いなと
感じずにはいられません。

私自身、まだまだ頑張らないとですが、
仕事自体は好きですし、仕事に追われているという感覚は
一切ありません。

いまの感じで働けるなら
別に、60代、70代になっても
生涯現役でぜんぜん平気です。

無論、そのときに、「じじい中松」が
社会や世の中、お客さんから
必要とされていなければ無理な話ですが(笑)

そのためにも絶えず学び続ける姿勢が
月並みですが大事といえます。