中松です。
もう何年も前から
私たち以降の世代は年金が出ないとか、
出ても元本割れするとか言われています。
これは私が言うまでもなく多くの方が
知っていることになります。
ところが、年金だけでなく、
「年金基金」も怪しい雲行きになってきました。
年金は国民の義務なので
支払わなければいけません。
(支払ってない人もどんどん増えていますが)
それに対して、
通称、年金の「上乗せ」的な位置づけにある
「年金基金」は加入、未加入は自由です。
国民年金基金、厚生年金基金、企業年金基金など
何種類かあります。
年金の上乗せ的な位置づけなので、
収入がある程度余裕ある人や、
貯金しとくぐらいなら
年金基金に積み立て感覚で加入しておこう、
みたいな感じで利用する人が多いと推測されます。
従来までは、年金に加えて、
この年金基金までしっかりと払っていれば、
いざ年金をもらう世代になったときに、
年金+年金基金のダブルでもらえる見込みなので、
それなりのメリットはあるといえました。
ところが、数日前のニュースで…
「厚生年金基金、290基金が解散予定 9割積み立て不足」
と報じられました。
参照:gooニュース 2015年2月15日(日)05:17
カンタンに解説すると
「年金基金を運用している母体が赤字で
どんどん解散しています。
運用益が出てないので、加入者の方へ将来的に払う予定だった
年金基金分も、減額、あるいはお支払いできなくなってきました。」
多い方ですと、数百万円単位で支給される金額を
失ってしまうケースもあるそうです。
というわけで、年金だけでなく、
上乗せの位置づけである
「年金基金」も大変怪しくなってきた次第です。
幸か不幸か私は、
年金基金は未加入だったので
良かったといえば良かったです。
(当たり前ですが年金は払っています笑)
ただし、この流れを受けると
他の公的機関系への積み立てなども
今後、怪しくなってくる可能性は高いです。
私も余剰資金に関しては、
貯金だけでなく、いろいろな形で
貯蓄、運用しておりますが、
その運用先母体自体が
仮に「公的な機関」であったとしても、
信用するのは難しい時代になってきました。
これを踏まえると、私個人の意見となりますが、
中途半端に貯金とか積み立てするよりは…。
リスク度合いが多少上がっても、
投機性の高いものにブッコンだほうが
面白い気がします。
あとは常日ごろ言っていますが、
自己投資ですね。
ここにドンドン使って稼ぐ力を身に着ける。
そして、もっと言ってしまうと
時代を生き抜く力を培っていくこと。
これが求められているともいえます。