中松です。

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物事なんでもそうですが要領よくできれば
それに越したことはありません。

手間のかかることや、時間のかかることを
「サササッー!!」と片付けられる人を見ると
要領が良いな、と思いますし、

作業に取り掛かる前から、頭の中で
作業手順やステップが考えられているんだろうな、
と感じずにはいられません。

ですので要領よくできるのは力の証ですし、
できて損はないといえます。

 

しかし、それと同じぐらい大事なこととして
「作りこむ力」というものも存在します。

これは1つのことを丁寧に丁寧に取り組んだり、
膨大な時間や労力を投入したりして
完成にまでこぎつけたりする事を指します。

 

仮に、それが要領よくやれば
10時間ぐらいでそれなりの形になるところを、
「あえて」倍以上の時間、

この場合ですと、20時間、30時間と
費やして完成度をギリギリまであげることが
できるわけです。

一見すると、これって間逆ともとれる考え方です。

 

要領よくやるのは時間も労力も
なるだけ減らす考え方。

作りこむのは時間や労力を惜しみなく
費やしていく考え方。

ですが、この相反するともいえる力を
一人で同時に保有することができると
あなたのレベルは確実に上がります。

 

例えば、時間がない時や忙しい時などは
要領よくやる力を持っていると
問題をポンポン解決できるので有効です。

一方で、時間やお金に余裕がある時や
かけられる状態であるのならば徹底的に
作り上げて精度をあげられるわけです。

もちろん、なかなかカンタンには習得できる
ものではないのですが、マスターを目指すだけの
価値があるやり方といえます。

 

最近の私自身としても、いままで要領よくやっていた事を、
あえて「作りこむ方針」に切り替えて
取り組んでいることがあります。

それこそ同じことをやるのに、従来の3倍ぐらいの
時間と労力を投入して取り組んでいます。

100の時間と労力で完成度70%ぐらいだったものが、
300の時間と労力で完成度が90%ぐらいにまで
上がってきている印象です。

70%ぐらいのものを、いくつかぽんぽん出してしまうのも
やり方としてはありですが、90%あるいは、
それ以上のレベルを1つ作りこんでやるのも楽しいものです。

同じようなことを取り組むにしても
エネルギーの使い方次第で
結果も大きく変わってくるので面白いですよね。