中松です。世の中にはプチ洗脳が上手な人がいます。
良くも悪くも気をつけたほうが良いです。
世の中には「洗脳」という恐ろしい方法が存在します。
洗脳されたほうは支配されてしまうので
たまったものではないのですが、
洗脳したほうは相手を意のままに操れるので
なんとも都合の良い方法といえます。
で、「洗脳」のエキスパートといった類いの人とは
直接面識を持ったことはまだないのですが、
そこそこ洗脳の要素を使って人生を自分の有利に
進めているレベルの人だと身近に何人か知っています。
ここでは便宜上「プチ洗脳」としておきましょう。
あまり大きな声でいえないのですが、
知り合い程度のとある会社経営者の方で
これやっている人がいまして、
その際のプチ洗脳の典型的な方法としては、
まず第一段階として、
相手を強く否定、罵り、自信をなくさせ、
自己の崩壊へと誘導することです。
例えば入社してきた社員とかにこれやるわけです。
基本、入社してきたばかりだからできなくて
当たり前ですが、
その際の説教とか罵りを
過剰なレベルでやるわけです。
仮に出来る子であっても些細なミスとかしたら
それを揚げ足とって大げさに罵倒したり
理由つけて攻撃して、とにかく自信をなくさせるわけです。
これを幾度となくやられると段々と精神状態が
悪くなってきます。おかしくなってきます。
しかし「あー!もう無理だ!」となる手前ぐらいで
第二段階として、
褒めてあげたり、認めてあげたり、大事にしてあげる
そぶりを見せたりします。
つまり、急に優しくするわけです。
救いを見せるとともに、そこで自分の理念という名の下に、
「植えつけたい考え方や思想」を語り、聞かせます。
普段ならあんまり耳に響かないことでも、
精神状態が少しおかしい状態で、急に救いの手を差し伸べられ、
そのうえでこれをやられると、
面白いものでその人に「心酔」してきます。
そして、あとは第一段階と第二段階をひたすら繰り返しです。
これを1年もやればプチ洗脳完了で、
自分の言うことを聞く、
奴隷社員君の完成です。
私の予想ですが、ブラック企業系などでは
こうしたプチ洗脳を社員にやっているところが
多いような気がします。
もちろん、自分の意思がある子であれば、
この程度のプチ洗脳は通用しないですし、
される前に辞めてしまうことでしょう。
しかし、少し心が弱めの人とか、
被支配欲願望がある人(心のどこかで支配されたい人)であると、
このレベルのプチ洗脳でも意のままに操られてしまえるわけです。
頭の良し悪しよりも、
心の強さ弱さのほうが
影響する気がします。
例:オ○ム心理教の幹部の多くは異常なまでの高学歴エリート集団
心が弱い人などいつの時代にも溢れていますから、
だから、ブラック企業は雇用に困りませんし
いつの世も存在するわけです。
というわけで、こうしたプチ洗脳は目にすることがない人は
目にすることはないでしょうが、
世の中の「いろんなところ」を注意深く見てみると
割と普通に行われているので
知っておいて損はないといえます。
ちなみに、私自身はこの方法を自分の社員や身近な人間にはやりませんが、
自分を守る「自己防衛」としては必要なので身につけています。
職種柄、いろんな人と出会う機会がけっこうあるのですが、
さきほどのプチ洗脳を私に仕掛けようとしてくる人も中にはいます(笑)
社員にしようとかそういう話ではないのですが、
要するにこの方法を使うと自分の有利に話を展開できるので、
いろんな場面とかでもやってくる人がいるわけです。
なので仕掛けてくる人がいたら
中松の心の声
「あー、俺のこと洗脳してきようとしているなーこの人。けっこう上手だ~笑」
と思いつつも、ネタが分かっているので
洗脳されずに済むわけです。
しかし、ネタが分かっていても本当にうまい人は、
なんか洗脳されてしまいそうな「雰囲気」だしてくるので、
あれは不思議な力というか才能ですよね。
なんというか、変性意識状態というか
一種のトランス状態にされるとかなり危ないです。
ほわ~ん、っていう状態。
なお、プチ洗脳は
完全計算でやってくる人もいるのですが、
その一方で、「完全天然」でやってくる人もいます。
そういう人は、子供の頃から無意識にそれをやってきて、
周りを自分の得するように動かしてきた人なんでしょう。
だから大人になってもそれを当たり前のようにやってくる。
世の中いろんな人がいますが、
安易に食われないためにも
自己防衛レベルぐらいは習得しておくと良いですね。