中松です。金を出してもらう時は
何事においても注意が必要です。
お金を持っていない人の中には、なにかにつけて
お金を持っている人からお金を出してもらおうとする人が
一定の割合でいるものです。
ビジネスでも、プライベートでも、親子関係でも、
あらゆる場面において、
出資や援助や投資、融資など名目はいろいろですが、
お金を出してもらおうとするわけです。
で、ここで気をつけたほうがいいのは
お金を出してもらうということは基本的には
「自分に対して相手に影響力を持たせてしまう」
これに繋がることが多いという点です。
例えば、融資なんかの場合ですと、
銀行からお金をひっぱてくるということは
担保入れたりするのが基本なので
担保おさえられるということは影響力もたれていることを意味します。
株主など募って出資してもらう場合も同様で、
資金を集められる代わりに、口を出してくる株主の
影響力を受けることを意味します。
プライベートや親子関係などにおいても、
これは相手にもよるのでしょうが、意地悪い人などから
お金を借りてしまったりすると、
延々とそれをネタに影響力を及ばせようとする人もいるわけです。
例、俺はアイツに金貸してやってるぜ!と周囲の人間関係に吹聴する、など。
もちろん、お金を出してくれながらも、
とくに影響力を及ぼしてこない人も世の中にはいますが、
そういう人は少数ですし、かなりのお人よしです。
基本的には、お金を出してもらう時は
その代償として相手に影響力を持たれるというのは
頭にいれておいたうえでどうするか決めると良いです。
なお、これだけ書くと、人にお金を出してもらうのが悪いみたいな風に
聞こえるかもしれませんが、そんなつもりは一切ありません。
影響力を及ぼしたがる人はその点はしたたかなので、
そもそもお金を出す価値のない人間には、お金を出しません。
そういう人たちがお金を出すということは、
社会的信頼性であったり、個人的な信頼性であったりと、
それに見合うだけの理由が伴ってないと出さないわけですし、
出してもらったお金なり資金なりを有効活用できる自信があるなら、
それこそ成功までのスピードを一気に短縮できるので
むしろ資金を集めてきたほうが良いケースもあるわけです。
これを踏まえるとお金を出してもらうというのは
影響力をもたれるなどのリスクはあるものの、
メリットも大きいわけなので、
ハイリスクハイリターンの手法といえるかもしれません。
お金を貸す場合、
あるいは、
お金を借りる場合。
どちらにおいても
「相手は誰か?」
これが一番大事になってきますね。