中松です。今日のコンテンツは
「1万人の思考停止肉体労働者よりも1人の優れた人材」になります。

Fotolia_115679577_XS

 

 

 

 

 

 

 

私は学生時代、本当に数多くのアルバイトを経験してきました。
その中の一つが工場の肉体労働です。

その中の一つが
イチゴのヘタを取ってカットをするという仕事を
延々とやり続けるバイトです。

ケーキの加工工場の中でも
イチゴだけに特化した部門がありまして

そこでひたすらイチゴを洗ってヘタを取って
そして、ケーキに載せるサイズにカットする。

これを1日8時間、延々とやり続けるアルバイトをしたことがあります。

 

確か時給が900円ぐらいもらえて
1日8時間ぐらい働くと、休憩時間を差し引いたところ
6,500円前後ぐらいの金額が稼げてた計算になります。

正直言葉は悪いかもしれませんが
誰でもできる仕事です。

本当にロボットのような仕事で、頭を全く使いません。

思考が停止している状態で延々とやっていく作業になります。

むしろ、思考を停止して「無」にした方が
時間が経つのが早く感じられるので良いぐらいの仕事でした。

 

さて、そんな肉体労働のバイトを昔したことがあるわけですが、
現在は自分で事業を立ち上げて会社の代表をやっているわけです。

その経験を踏まえて思ったことが、

「1万人の思考停止の肉体労働者よりも、1人の優秀な人間の方が価値がある」

という厳しい現実です。

 

というのも、言葉は悪いかもしれませんが
思考が停止していて自分でものを考えられない労働者というのは
いくらでも代わりがきいてしまうわけです。

年をとって体力が落ちてきてしまったら
若い人材に代えられてしまう危険性もあります。

もっと言ってしまえば、
これから機械やシステムがさらに進んでいけば
そもそもその仕事自体がなくなってしまう危険性もあるわけです。

 

一方で、そういった生産ラインの仕組み自体を作っている人。

つまり、工場でこういう生産ラインを作って
ここにこれだけ人を割り当てて、こういう流れで作業をしてください
といったような、ある意味…

「全体を描ける人」

そういった頭脳労働者ですね。

こちらの方がはるかに価値があるということが言えます。

 

昔からそうだったのかもしれませんが
今後はその傾向がますます強まっていくんじゃないかな、という印象です。

今まで以上に単純作業の頭を使わない
肉体労働の単価や価値は下がっていってしまいます。

一方で、全体像を描ける人、仕組みを作れる人、
自分で考えることができる人の価値というものは
今後ますます上がっていくということが言えるかもしれません。

 

そして、それは結局のところ、
富の格差の2極化にも直結していく部分
ということが推測されます。

私自身もまだまだ勉強段階だと思っているので
これからまだまだ進化していく必要があると考えています。

思考停止の肉体労働を経験したこともあり
一方で自分で事業を立ち上げて人に協力してもらう、動いてもらう。

こういったことを考える側にも回った経験があるので
その両方の立場を経験したうえで、今日のお話をした次第です。

 

思っている以上に
今後は

思考停止の人達の単価が下がっていきます。

逆に自分で考えられる人の価値は
上がっていく傾向がますます強まっていくということが
私個人的には強く感じている次第です。

人がどういう選択をして
どういう人生を選んでいくかは
その人自身が自由に選んで良いところです。

ただ、どちらが良いかと私が問われた場合は
できれば考える側に回って
そちらで力を発揮していきたいと感じた次第です。