中松です。今日のコンテンツは
「損切り上手になろう」になります。
この前、実際に会った話なんですが
知りあって10年ぐらいの経営者さんと
久しぶりに小話をする機会がありました。
近況報告やとりとめのない話が中心でしたが
何かの拍子に「中松君は大失敗しないよね」なんて
言われた場面がありました。
これは取り方によっては褒め言葉でもあり
一方で、ディスりにもとれる一言です。
大失敗しない=大きなリスクを取らない
という風にも取れますからね。
まぁ、いいです。
褒め言葉として話を進めておきましょう(笑)
はい、で、実際に起業して早くも11年経ちますが
振返ってみても大失敗はしてないと思います。
ただ、小さい失敗はたくさんしています。
人間関係の失敗はもちろんのこと
金銭関係の失敗まで多岐に及びます。
少し間違えば「大失敗」に繋がって
いたことは一つや二つでは済まないです。
それどころか
無数にあったと思います。
でも、大失敗にならず
その大半を中失敗や小失敗に留めることができたのには
理由があります。
はい、私は「損切り」の匂いを
感じ取れるからです。
このタイミングで損切りしておけば
ヤケドで済むな。
逆にここでしないと「死ぬな」という感じです。
その境目の匂いが感じられるのです。
損切り(そんぎり)って元は投資用語です。
損を抱え始めた時に
傷口が小さい(損する額が小さい)うちに
早めに損を確定させてしまう。
で、仕切り直して新しく
ポジションを取り直してチャレンジしていく。
こんな感じのニュアンスで使われるのが
損切りです。
私個人の考えですが、損切りは何も
投資だけではなく、いうなれば人生そのものでも
使って良い言葉だと感じています。
例えば人間関係であったり
ビジネスであったりなど。
何かの拍子で険悪になりかけた人がいたとして
そのまま関わると、将来的に「遺恨(いこん)」を
残すレベルにまで発展してしまいそう…。
そんな時でも早めに損切りして、縁を切るなり
あるいは少し距離を置くことができれば。
何年か後に再会した時には
再び良好な関係を築ける可能性も残るかもしれません。
(これは実際にあった。同じく失敗した時もある)
ビジネス面でも、広告費垂れ流しで、このまま続けても
赤字の傷口が広がるだけだな、と感じた時は早めに撤退する。
結果的には、最小限の被害で留めることができ、
仕切り直し後に大きな利益を残すことができた。
こんな場面いくつもあります。
このように私は損切りが人より
どうやら上手いようです。
投資でも大勝はしませんが、勝っているうちに
撤退するのでトータルで負けたことはありません。
といっても、国内株、FX、仮想通貨ぐらいしか
投資はやったことありませんが。
※いま大好きな不動産投資は、投資という名前が
一般的には使われますが私は「不動産賃貸事業」という
名の如く「事業」として捉えているので。
損切り上手は派手さはないので
地味で目立ちません。
瞬間風速的に世の中に
大きな影響を与える力もありません。
でも、中長期的には
ジワジワと生き残り続けられるスキルといえます。
ちなみに、損切りができるようになると
一つ上のレベルで
「中長期の含み損」も耐えられるようにもなります。
いわゆる「塩漬け」ですが
「損切り」とはある意味、対極に位置する
考え方です。
なぜ、180度違う考え方が
共存できるのか?
そのあたりの秘密は長くなるので
気が向いたらまた違う機会に話します。
損切り上手は持っていて損はない
スキルなのではないか?個人的には思います。
参考になれば幸いです。